転職全落ちを経験した後、公務員在職中に月30~40万の不労収入を構築。 脱・公務員を達成後、現在の年商は3000万ほど、法人2社代表。 公僕生活から自由を取り戻したけみじゃと申します! >>詳しいプロフィールはこちら======!特集記事!======
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↑動画でもお話してます。
- 「予算要求って、実は何やんのかよくわからん…」
- 「大変だ大変だっていうけど、何が大変なんだ?」
- 「うまく乗り切る方法とかを、体験者に聞きたい!」
公務員である以上、どこかで必ず関わることになる、「予算編成(要求)」。
しかしいざ担当になってみると、
「色んな照会とか指示とかは飛んでくるけど、予算編成って結局なにすんだよ?」みたいになっちゃいません?
ぼくのときは、
- 事務の全体像を俯瞰できるマニュアルがそもそもない
- 部分的に受ける説明は、いかにも公務員的な抽象的な話ばっかで理解不能
- 担当者としては実際どうやって動けばいいんだか意味不明
ってな感じで、割と発狂しましたw
いきなり異動で課の予算担当にぶち込まれて、エライ目にあった!w
ということで今回は、
- 予算編成業務のざっくりした流れや全体像
- またぼくの体験談ベースで、何がつらかったか
- その辛さを軽減する方法2選
などをざっくりまとめます。
ぼくは「正確な定義とかより前に、やったことないやつがわかるように説明しないとダメだろ!」派なので、ご注意を…(ぼくが公務員に向いてなかった理由でもありますw)
- 元公務員(行政職)。パワハラ・異動爆弾・連続36時間勤務・圧倒的な将来性のなさなどで発狂
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予算編成・要求って、要するになんなのさ?
予算編成って、
担当者のレベルで「自分たちは何の仕事をするねん?」っていう視点で見ると、
要するに「各課・部局 vs 予算の元締め(大体は「財政課」)」の一言でまとまります。
(予算の元締めの部署は、多くの自治体などでは「財政課」なので、以後「財政課」で統一します)
そのやり取りをもうちょっと具体的にいうと、
- 各課 → 自分たちが欲しい・必要だと思う額を考えて、財政課に「この額をうちの予算にしてくれ」って伝える
- 財政課 → それを見て「それならいいよ」とか「いやー、ちょっと多すぎじゃない?」とかチェックして、予算の額決める
という感じです。
で、それを踏まえて色々と調整をするのが「予算査定」、
最終的に予算の額を決めていくのを「予算編成」っていうわけです。
で、これがなんで「各課・部局 VS 財政課」っていう戦いになんのかっていうと、
ざっくりいうと
- 各課・部局は、予算いっぱい使いたい
- 財政課は、なるべく予算削りたい
という構図になるからです。
ワクチンを接種するのも、近くの学校を運営するのも、あの橋を作るのも、行政が予算を使って、やってるわけです。
で、例えば、「新しい橋を作る」場合…
- その橋を作る課としては、たくさんお金があった方がいいわけです。
やっぱり、ギリッギリのお金でなんか工事したくないし、お金があった方が色んなことができるので、評判のいい橋を作れるかもしれません。 - でも、財政課としては、「ホントーーに必要なもんにしか使っちゃダメ!」ってわけです。
最近どこでも財政難でお金ないし、余計なお金使ったら世間様にボロクソ言われます。だから、「ほーほー、橋ができるならお金好きなだけどーぞ」ってなわけにはいかないんですね。
ということで担当者は、
この「予算増やしたいVS予算減らしたい」の戦いの最前線の兵隊として、資料作りとか交渉をすることになります。
予算要求・予算編成の全体像
「じゃあ、実際に予算要求ってどんな流れで進んでくの?」っていうと、
以下みたいな感じになります。
- 自分たちの部局内でどんな事業にいくらかかるのか見積もる
- 財政課と調整
- 財政課内で調整
- 財政課長が首長へ説明
- 議会で承認
これだけじゃ意味わからんと思うので、こっからは順番に行きますね。
財政課の担当者だったら、②と③で完結です。
④・⑤はエラーい人たちが頑張るので、今回はスルーしますw
ちなみにぼくは、財政課ではなく、課の方の予算のとりまとめだったので、そっち側の目線多めでお話してきます。
①部局内でどんな事業にいくらかかるのか見積もる
まずは、自分たちの課内とか部局内とかで、どんな事業にいくらくらいかかるのかを見積もります。
例えば、
- A事業:人件費500万円、○○費2000万円、……、合計1億円
- B事業:〇〇費50万円、……、合計400万円
- C事業:…………、合計3000万円
- ………
- ●●課合計:4億円
みたいな感じです。
これが後々、財政課に「これくらい予算ください」っていうときの地盤になるわけですね。
ぼくがやってたときは、
財政課から事前に「この部局は全部で〇億円までに収めなさい」みたいな枠が示されてました。
本来なら、ぼくたちはその枠に合わせて、枠に収まる額で予算を見積もらないといけないんですが……
実際問題、その枠がめちゃめちゃ厳しい。財政難ですからね。
結果、自分たちの課長が「こんな額で収まるわけないだろ!」とブチ切れて、この時点から早速財政課と大戦争が発生!
さらに、課の中でも係が5つくらいあるので、係の中でもお金の枠の取り合いが発生。板挟みにされて、生きた心地しませんでした……
②財政課と各部局での調整
次に、財政課と各部局での調整に入ります。
基本は、
- 各部局の担当者が資料を作る
- 財政課の担当者が資料を見ながらヒアリング
- 財政課目線でイマイチなところがあれば、資料を修正したり、事業のやり方を考え直したり
- OKが出るまで、資料の作り直しと財政課チェックを往復
みたいな流れで進んでくんですが…
ぶっちゃけ担当者目線で、
「予算編成が大変」っていわれる大半の原因は、ここ。
めっちゃ戦いが発生します。
やっぱり、「お金欲しい」「いや、そんなにいらない」の交渉って、そう簡単にまとまんないんですよね。
この交渉が、数週間・数か月単位で続く感じです。
ぼくのまわりは、こんな感じで包囲されてました。
- 絶対に必要な予算だから金をとってこいと言い張る上司たち
- そんなもんいらねーだろとキレ始める財政課担当者
- 多すぎる資料修正の嵐
- 永遠に前に進まない交渉
- やられるメンタル
圧倒的な板挟みでしたねw
特に、ぼくが当たっちゃった財政課の担当者が、自分をエライと勘違いしちゃったドエラいイカレ〇ンチだったこともあり、散々な目にあいました…
>>イカ○ポンチのエピソードはこちら
③財政課内で調整
次に、こうして調整した結果を、財政課の担当者が財政課の上司と調整します。
財政課担当「財政課長、あそこの課はこんな感じで〇億円、あっちはこんな感じで□億円欲しいって言ってました。
それを聞いて、こっちからはこんな感じの条件出して、
結果的にこんくらいの金額に収まったでヤンス」
ってな感じで。
ここで、財政課の上司の人が「イヤ、それダメじゃね?」っていったら、再び②に逆戻り!
また各課VS財政課が再戦します。
よりメンタル削る戦いになりますw
- 「なんでこんなに時間ねータイミングで、こんなクソみてえなこと言ってんだよ財政課のカスが!!」
- 「なんでこんなに時間ねータイミングで、こんなクソみてえな資料出してくんだよあの課のアホは!!」
ってな具合ですw
④財政課長が首長へ説明
次に、財政課長が首長(つまり地方自治体でいったら市長とか知事とか)に、予算の説明をします。
ここまで来ると、基本的に担当者の人たちがやることはなくなってきます。
ただし、ここで首長が「これダメじゃね?」とか言った日にはさあ大変。
もう残り時間が全っ然ない中、トップに目をつけられた事業として、関係者はてんやわんやです。
公務員やってたらご存知の通り、1番上の人間が言っちゃったことは絶対なので、
もうガチでドエライ騒ぎになったりしますw
これはぼく自身の体験談じゃないけど……
隣の課が、財政課と数か月単位で鬼の調整をしてた問題案件が、最後の最後に首長からすべてひっくり返され、これまでの調整がすべてパーに。
さらに、残り5日ですべてをまとめないといけなくなった…という、地獄絵図を見たことはあります。
⑤議会で承認
で、最後に議会で承認されます。
ここまで来たら、さすがに担当者レベルですることはまずないです。
「今日が議会の日だー」「おー、承認されたのねー」みたいな感じになるかと思います。
マジで神経すり減るよ!
とはいえ、「具体的に辞めて何がよかった?」「もったいないとか言われない?」などよく聞かれるので、
こちらの記事に辞めた結果をまとめました。
ぶっちゃけ予算要求・予算編成って、何が大変?
そんな予算要求・予算編成、
結局何が大変だったの?という生々しい話、気になりませんか?w
自分の課と財政課の板挟み
まずはさっきもちょろっと話しましたが、板挟み。これがつらかった。
自分の課には「ちゃんと交渉して予算とって来いよ!」って脅され、
財政課には「そんなんで予算出せるわけねえだろ!」ってキレられる。
なんだか、味方がいない気になってきます。
特に、自分の課の人間をガッツリ巻き込まなきゃいけないっていうのがまた辛いです。
- 自分1人じゃ課の仕事全部把握なんてできないから、各担当者にも来てもらわなきゃいけない。
- 資料の修正があったら、担当者に直してもらわなきゃいけない。
- 「今日中に資料修正しろ」とか言われたら、こっちから担当者を巻き添えにして残業しないといけない。
そんな状態なので、
なんだか自分の課の人にもすんげー申し訳なくなっちゃって。
「別におれのせいじゃねーし?だって、財政課が振ってきた仕事だもん」とかって割り切れるメンタルが、ぼくにあればよかったんですけどね…
あいにくぼくはメンタル弱者だったんで、
「あー、またおれから声かけて一緒に残業してもらわなきゃ…」みたいな。
時間に追い詰められていく
圧倒的な時間のなさに追い詰められてく感覚もきつかったですね。
予算調整には、「絶対ここまでには終わらないとダメ!」っていう、デッドラインがあるんですね。
議会に間に合わない=死だからです。
なのでそこから逆算して、細かくスケジュールが分けられてました。
- 1回目の財政課の調整はa月b日まで
- 2回目は財政課の調整はc月d日まで
- 3回目は…財政課の調整はe月f日まで
- 財政課長説明はg月h日実施
みたいなノリですね。
で、これが順調に進めばいいんですけど、どんどんどんどん予定がキツキツになってくんですよ。
どこかで絶対にモメますので、スムーズに予定通りに進む予算調整なんて、ぼくは見たことがないw
そんな中、
- 毎回資料修正とか調査し直しまくり
- 予算担当だけじゃなく、周りも巻き込まれる
- 万一ミスがあると議会で吊るし上げられる
- だから上司とかにめっちゃ詰められる
- 全ての作業に完璧を要求されてクソ時間かかる
「ミスがあったら大変なことになる、でも時間はない、でも絶対に期限までにどうにかしないといけない、なのにどんだけ資料修正とか解決しなきゃいけない交渉事とか出てくんだよ!!」
みたいな感じで、だんだんみんな余裕がなくなってって、どんどん言葉遣いとか荒くなるんですよ。
ぼくの周りはそうでした。
どんだけ総務室とか財政課に暴言を吐かれたことか…w
辛さを少しでも軽減する方法2選
そんなわけで、ぶっちゃけ超忙しいわけですw
単純に残業が多いとかはもちろん、
上司にも詰め寄られるし、財政課にもボロクソ言われるし、周りは巻き込まなきゃいけないし…
ぼくは、めっちゃメンタルやられました。
やっぱり、自分の身を守る対策が必要です。
ここでは、ぼくが心がけてた、予算調整の負担を少しでも軽くする方法を2つ紹介します。
- 相手には下手に出まくる
- 即上司に投げる
そりゃもう正論だけど、それがちゃーんとソツなくできんなら苦労しねーよ!って話ですし…
ぼくはポンコツ公務員として、仕事できないやつが何とかサバイバルすることしか考えてなかったので、そのへんを書いてきます。
相手には下手に出まくる
まず1つ目、相手の人に下手に出まくることです。
これは、よその課の人にも、自分の課の人にも、どっちもです。
予算調整って、特に課内の人に手伝ってもらえなくなったら、ほぼ終了です。
1人でもやっていけるような仕事ではないです。
なので、特に課内の人には、
- 「いつも手伝っていただいて、本当にありがとうございます」
- 「あなたが助けてくれるから、なんとかなってます」
- 「あなただけが頼りです」
こういう感謝の心をこっそり伝えながら、仕事を手伝ってもらいます。
あなたも心当たりあるかもしれませんが、公務員は基本誰かに褒められることも、感謝されることもありません。
総じて、「その人個人」の人柄や価値観、感情とかが評価されることって、全然ない。
だから、せいぜい社交辞令の「ありがとうございます」しか、言われ慣れてないことが多い。
そこで、「あなただけが頼りです、あなたのおかげでぼくは何とか持ちこたえられています、本当にありがとうございます」と、
その人個人に対する感謝を伝えると、けっこうコロッと心が動かされたりします。
余計な議論は、避けるが勝ちです。
それをしちゃうと、「都合よく使えるやつ」って思われて、増長した変な人に色々押し付けられる危険もあります。
自分が助かるためにプライド全捨てで、相手を立てて、感謝を伝える!
面と向かって言いにくかったら、メールの返信とかでもいいんです。
社交辞令の「お世話になっております」とかじゃなくて、
「今回も○○さんのおかげで、何とか乗り切れました」とかにするだけでも、受け取る側からしたら全然印象が違ってきます。
即上司に投げる
それから、災いのタネは即上司に投げること。
これは、あなた個人が責められる可能性を、なるべく潰すことにもなります。
「うわ、これ手に負えねーかも」
「あとからめんどくさそう」
こんなときは、必ず「上と連携をとっていた」っていうアリバイを作りましょう。
逆に、「やることやりました」っていう既成事実がないと、たとえどんなにあなたが悪くなかろうと、「あなたのせい」ってことにされるしかなくなるみたいなこと、ザラにあります。
あとで作らされる報告書に、
「担当者が上司への報告をおろそかにしてしまい~」とか書かされます。
とにかく「私は伝えています」っていう事実を作っとくことです。
正直、上司がクソ野郎すぎて、相談・報告するだけでストレス、みたいなこともあります。
でも、それを理由に抱えこんでると、それはそれでストレスになって、やっぱりめちゃ辛い。
どっちみちしんどいんだったら、
- 今辛いうえに後から爆発するかも
- 今辛いけど後から爆発するのは避けられる
後者の方がマシですw
即上司に投げつけて、自分は嫌味言われようとも責任は負わない立場に逃げた方が賢いです。
公務員は、既成事実で動く文化があるので、「アリバイ作り」は本当に大事。
最後に
予算編成、正直マジで大変だと思います。
経験者なので、よくわかります。
公務員として実際に働いてると、「公務員で働き続けるしかない」って視点が狭くなっちゃいがちですが(ぼくはそうだった)、
あなたがとれる選択肢は、ホントはいっぱいあります。
とにかく、体を大事にしてください。
というか、心を大事にしてくださいね。
ノースキル公務員がゼロから月30万円超の不労所得を構築した方法を暴露しています。 ぼくは、社畜生活と同時並行で、月10分くらいで毎月30万円以上が勝手に口座に振り込まれ、生活費にお釣りが来る状態を構築し、公務員をリタイアしました。 現在、法人2社代表。年商は3000万ほど。 大企業経営者のように稼ぎまくっているわけではないですが、その代わり意味不明の仕事も残業も、クレーマーもパワハラ上司も満員電車もなく、ノンストレス生活を送ってます。 …などというと、「怪しすぎ」「自分には関係ないね」と思われるかもしれませんね。 正直、ぼくもかつては全く同じことを思っていました。 事実、ぼくもほんの少し前までは、 公務員の身分にすがりつかないと生きていけない人間でしたし、 カッコイイ経歴も資格もスキルも完全なゼロ、職場ではいつも仕事と謝罪がセットになってるお荷物職員でした。 あげく、転職に挑んで大企業からベンチャーまであらゆる企業に軒並み全落ちした、偽りようのない「ポンコツ」「無能」でした。 そんなヤツでも、今はエリート同期や上司よりも稼いでいる状態(しかも労働時間は月10分)に激変してしまいました。 イメージしてみてください。 朝起きてスマホを見ると、「報酬発生:22,160円」の通知。あなたはベッドで寝てただけ。 それを見て「まあまあだな」と呟き、二度寝に入る。 それを実現できるようにするのが、下記の"マスタープラン"です。 >>ゼロから始める"ほったらかし化"マスタープランをチェックしてみるコメントを残す