転職全落ちを経験した後、公務員在職中に月30~40万の不労収入を構築。 脱・公務員を達成後、現在の年商は3000万ほど、法人2社代表。 公僕生活から自由を取り戻したけみじゃと申します! >>詳しいプロフィールはこちら======!特集記事!======
5年後、生き残っていられる公務員と、社会に居場所をなくして3食カップ麺待ったなしの”お荷物”公務員の違いとは…? なぜか当てはまってる人ほどバカにする【3つの特徴】を辛口公開。 >>生き残る公務員/社会のお荷物化して"消える"公務員【3つの致命的特徴】
あなたは、こんな風に悩んでいませんか?
正直、「リサーチ」って言われても抽象的すぎて、
結局何をどうしたらいいのか、よくわからん!
で、そのまま記事作成に取りかかってるのが本音……
ぼくも同じように悩んだことがあるので、気持ちわかります。
「リサーチリサーチ」って言われても、なんかよくわかんないなぁ…って感じですよね。
けどやっぱり、「なんとなく」のリサーチで記事を書くのは、稼げる記事・サイトを目指すには致命傷です。
正直、SNSなどで「伸び悩んでて困ってる」というサイトの中身をこっそりのぞくと、
「これはリサーチが足りてないか、方法が間違ってしまってるのでは?」と思うことが非常に多いです。
とはいえ……
ひとことで「リサーチ」と言っても、確かに抽象的だし、目的もやるべきことも見えてきません。
だからこそ、「結局何をすればいいのか?」混乱しちゃうわけです。
そこで本記事では、以下のようなことをまとめています。
- なんでそんなにもリサーチをしないといけないのか?
- リサーチの3つの目的とは?
- 2種類のリサーチとは?
- それぞれのリサーチの具体的な手順・ハウツーとは?
- ライバル記事に差をつけるためのリサーチ3ポイントとは?
ここに書いてあることを理解して実践すると、
特段「かっちょいいライティングテクニック」みたいなものに頼らずとも、記事のクオリティがいきなり爆上がりすることに驚くはずです。
読者に読まれる価値の高い記事は、書けたも同然。つまり、「稼げる」ということです。
繰り返し読み返して、自分の血肉にしてください。
目次:クリックで開きます→
そもそも、なんでリサーチしなきゃいけないの?
まずは、大前提からです。
「そもそも、なぜリサーチをしないといけないのか?」
これを明確に理解していないと、
なんていう風に、誤解してしまいがちです。
断言しますが、ライティングのテクニックや記事の作成ノウハウより、リサーチの方が重要度は上です。
なぜなら、
「どう言うか」より、「何を言うか」の方が重要だからです。
「どう言うか」は、いわゆる「書く」技術で決まるもの。
一方、「何を言うか」は、すべてリサーチで決まります。
といっても、ピンと来ないと思うので、
もう少し具体的に掘り下げます。
リサーチをサボって「何を言うか」がテキトーになった場合、
以下2つの悲しい現象が発生します。
- 抽象度の高い、無難な言葉しか出てこない
- そもそも読者の知りたいことからズレる
抽象度の高い、無難な言葉しか出てこない
まず1つ目は、抽象度の高い、無難な言葉しか出てこないこと。
こうなると、読者に「間違ってはいないけど、わざわざ読むほどのものではない」記事だと判断されてしまいます。
例えば、あなたは、あるマットレスをオススメする記事を読んでます。
その記事では、「このマットレスで快眠してみませんか?」と、マットレスがオススメされてました。
……別におかしなことは言ってないですけど、
なんか無難というか、薄い文章に感じませんか?
なぜ薄っぺらく感じるのか?
それは、「読者の欲求」を、リサーチせずに深く掘り下げていないからです。
具体的に見ると、
「このマットレスで快眠してみませんか?」という文章の背後にある「読者の欲求」は、
「快眠に悩んでいる」という、超当たり前&抽象的なもの。
構図としては、以下のような感じです。
- 読者の欲求:快眠に悩んでいる
→「このマットレスで快眠してみませんか?」
この「薄さ」は、読者の欲求を具体的に拾い切れてなくて、「快眠」という抽象的な言葉でまとめちゃったがゆえに起こる現象です。
でも、読者の欲求をきちんとリサーチして深掘りするとどうなるか?
例えば、以下のように言い換えられます。
- 読者の欲求:朝起きると腰が痛い
→「このマットレスなら、起きた瞬間から気持ちよく腰が伸ばせて、朝からノンストレスで動き回れますよ」 - 読者の欲求:いいマットレスは高すぎて手が出ない
→「最高級マットレスに匹敵する寝心地を、最高級品の半額以下で手に入れませんか?」
かなり適当に作った文章ですが、
これだけでもかなり具体的になりますよね。
しかし、この文章は、
読者の欲求がもし拾えていなかったら、書きようがありませんよね。
リサーチ不足ゆえに「抽象度の高い、無難な言葉しか出てこない」とは、こういうことです。
逆に、読者の欲求をリサーチで拾えてさえいれば、具体的で読者をグイッと惹きつける文章が書けます。
そもそも読者の知りたいことからズレる
2つ目は、1つ目よりさらに深刻。
「そもそも読者の知りたいことからズレる」です。
これをやってしまうと、読者から「自分には関係ないや」と思われる……きつい言葉で言うと、「無価値」だと認定されてしまいます。
例えば、あなたがApple大好きなApple信者だとします。
で、「iPhone 新型 比較」のキーワードを狙って、
「新発売iPhoneの新機能がいかに優れているか、前作からどれだけ進化したか」を書いたとします。
……ですが、もしこのキーワードで検索してくる層が、
「Androidからの乗り換えを検討してる人たち」だったら?
どれだけ素晴らしいクオリティで書かれていても、
読者からすれば「自分には全然関係ないこと書いてあるなあ、読むのやーめよ!」となります。
「AndroidとiPhoneを比べてのメリットデメリット」だから……
つまり、キーワードの「比較」の意味を、
本当は「Androidと新iPhoneの比較」と捉えないといけないのに、
「旧iPhoneと新iPhoneの比較」のことだと、勝手に勘違いしてしまったわけです。
これが、リサーチ不足で「何を言うか」の設定をミスったパターンです。
これをやってしまうと、いかに「どう言うか」の技術に長けてても、もはや取り返しがつきません。
リサーチがいかに重要か、お分かりいただけましたか?
リサーチの3つの目的
ここまで見てきたように、
リサーチの目的は、「何を言うか」を絞り込むことにあります。
そして、これをさらに細分化して具体化すると……
リサーチの目的は、3つに分解できます。
- 単純な情報収集のため
- ライバルより優れた記事を書くため
- 読者が知りたいことは何かを知るため
3Cとは、「自社(company)」「競合(competitor)」「市場・顧客(customer)」の3要素を分析して、事業の方向性が明確化させようよ、というものです。
上記3つの目的を3Cに当てはめてみると、以下のようになります。
- 単純な情報収集のため ←自社(company)
- ライバルより優れた記事を書くため ←競合(competitor)
- 読者が知りたいことは何かを知るため ←市場・顧客(customer)
単純な情報収集のため
1つ目が、単純な情報収集です。
言い換えると、「自分が書くために足りない情報を手に入れる」ということです。
「3C」で言えば、「自社(company)」目線。
「ラーメン屋やってみたいけど、自分はラーメンの作り方、知らないんだよね…」というときに、
やり方を調べて勉強するのと同じです。
ブログ記事で言えば、
「最新iPhoneの記事を書きたいけど、自分ではそこまで最新iPhoneの情報を持ってない…」というとき、
色々調べて最新iPhoneの情報をゲットする、という感じです。
これは、当たり前っちゃ当たり前ですよね。
ただ、ブログにおける「リサーチ」というと、
これだけがイメージされてるパターンがめちゃ多いと感じます。
ライバルより優れた記事を書くため
2つ目に、ライバルより優れた記事を書くことです。
「3C」で言えば、「競合(competitor)」目線。
結局、記事の評価というのは「ライバルとの相対評価」です。
それは、隣のライバル店も業界の状況も全部ガン無視して、自分の手持ちのやり方だけでひたすらラーメン作りまくってるお店みたいなもんです。
自分の中でいかに最高のラーメンであろうとも、
近所のラーメン屋よりマズければ、お客さんは永遠に来てくれません。
自分の作ったものは、ライバルと比べてどうなのか?
この視点を常に持っておくことが重要です。
読者が知りたいことは何かを知るため
3つ目に、読者が知りたいことは何かを知るためです。
「3C」でいえば、市場・顧客(customer)視点。
正直、これが最も重要といっていいです。
なぜかというと、ここをミスると、もはや記事の全てがパーだからです。
ラーメン店で言うなら、お客さんがみんな「塩ラーメンが食べたい!」って言ってるのに、
自分はめっちゃ豚骨ラーメン作りまくってる状態です。
先ほど例に出した、
「Androidからの乗り換え層」に、「旧iPhoneからの進化ポイント」を届けてしまったケースは、
まさにこの「読者が知りたいこと」のリサーチを100%ミスってるパターンです。
言い換えると、「読者が知りたいこと」ではなく、
「自分が書きたいこと」を書いてしまうというケース。
当たり前に見えて、ここは本当にミスりがちです。
人間は、「自分というフィルター」を通さずに世界を見ることはできないので、ちょっと油断するとすぐ「自分目線」になってしまいます。
以上のように、
- 単純な情報収集 ←自社(company)
- ライバルより優れた記事を書く ←競合(competitor)
- 読者が知りたいことは何かを知る ←市場・顧客(customer)
これらをキッチリと深掘りすることによって、
「何を言うか」を絞り込むのが、リサーチの目的です。
一度読むと当たり前に聞こえてくることですが、
これを「もう知ってるわ~」と流すことほど危険なことはありません。
特に、「ライバルと比べてどうか?」「読者が知りたいことをリサーチできてるか?」この視点は本当に欠けがちなので、常に自問自答するようにしてみてください。
では、目的を整理できたところで、
リサーチの具体的な各論に入っていきます。
2種類のリサーチ
ここまでを踏まえて、リサーチをどのように進めていくか?
それを考えるために、
まずは「リサーチ」を、2種類に分類します。
- マクロなリサーチ
マクロなリサーチは、1記事1記事に対するリサーチ以前の、もっと土台になる部分。
一言で言えば「そのジャンルの全体的な基礎知識をつける」ということです。
例えば、英語学習のサイトを作って記事を書くなら、
英語学習の基礎知識を自分で身につけるということです。
- ミクロなリサーチ
こちらは、「記事を書く前に行う、ある1記事を書くためのリサーチ」です。
例えば、「英語学習 ドラマ」のキーワードから記事を作るとき、
その記事を書くためのリサーチですね。
ここから、各リサーチの方法を説明していきます。
マクロなリサーチのやり方
まず、マクロなリサーチの方法についてですが…
マクロなリサーチのやり方は、具体的にお伝えすべきノウハウは、多くありません。
なぜかというと、「いかにも当たり前に聞こえることを、愚直にやれるか」という勝負になるからです。
「マクロなリサーチ=記事のジャンルの土台になる知識をつける」ということなので、ハウツーがどうこうという話ではないんです。
方法は、主に以下の3つです。
- そのジャンルの本を読む
- ネットで調べまくる
- 周りの詳しい人に聞く
ビックリするくらい当たり前のことしか言ってないですよね。
その代わり、意外なほどにめっちゃ差がつく部分です。
その理由は単純で、
「記事を書く」という目に見える成果に直接繋がりにくいわりには、手間がかかって面倒に感じてしまい、結局みんなやらないからです。
確かに、後述の「ミクロなリサーチ」だけでも、記事は成立します。
しかし、ミクロなリサーチだけだと、なんだか記事が薄っぺらくなりがちです。
「なんかうわべだけの文章で、薄っぺらいなあ……」と思ったこと、ないですか?
多くは、マクロなリサーチが欠けていることが原因です。
ところが、記事を書いた本人は、仮想通貨の取引をしたこともないどころか、仮想通貨の基本知識の勉強をしたこともない。
これだと、記事の中身はめちゃくちゃ付け焼き刃になります。
そして、付け焼き刃な文章は、意外なほど読者にバレます。
あなたが何かの記事を読んで、「なんかうわべだけの文章だなぁ…」と感じて、無言で読むの止めちゃったときのように。ごまかしは利かないものなんです。
繰り返しですが、以下、めっちゃ当たり前のことしか言っていません。
しかし、これをなめていると、稼ぐことはできませんので、心してとりかかってみてください。
以下、3つのマクロなリサーチ手段の詳細です。
そのジャンルの本を読む
まず1つ目は、そのジャンルの本を読み込むことです。
これをすると、そのジャンルの「全体像」が脳にインストールできます。
本というのは、基本そのジャンルの専門家に相当する人が書いてます。
だから、その人のリアルな体験や知識などを、体系的に眺められるという点で、ブログの基礎知識を入れるのには最適。
本のいいところは、ネット情報と違って、「断片情報」にならないこと。
そして、ネット上の情報より、圧倒的に信頼度が高いこと。
例えば、風水のブログを作るなら、風水の有名どころの本を読む。
英語学習のブログを作るなら、英語の学習方法の本を読むなどです。
最終的には10冊以上目指したいですが、10冊読むにはそれなりに時間かかるので、
まずは3冊→そのあとに次を買い足していきましょう。
※3冊とか10冊とかの数字に、明確な根拠はありません。
ただ、それくらいのイメージで冊数に区切りをつけておくと、読みやすくなります。
ネットで調べまくる
2つ目は、そのジャンルのことをネットで調べまくること。
「なんてつまんないことを言うんだ」と思うかもしれませんが、
これは「なんとなく検索して眺める」とかいう話ではないです。
具体的には、2,3記事見て終わりは×。
その道のプロのブログ全読みする、Youtube全部見るなどです。
……こう聞くと、「なんてめんどくせえんだ!」と思うかもですが、
ここは見方を変えてみてほしいんです。
「先に成功した人たちが、リサーチにリサーチを重ねて作り出した成果物を、ごっそりゲットできる」と。
といっても、当然「盗作」とか「コピペ」とかいう意味ではありません。
そうではなくて、あくまで「やり方」や「構成」などをパクる、という感覚でとらえてください。
ファミマやローソンが、セブンのおでんを丸パクリしたように、「正しくパクる」ことは、何ひとつ悪いことではありません。
ぼくたち後発組のいいところは、先発組のやり方をパクっていけるところです。
逆に、そうしないと勝てません。
先人の成果物を、ごっそり正しくパクって、最短距離で情報をゲットしていきましょう。
周りの詳しい人に聞く
3つ目は、周りの詳しい人に聞くこと。
正直、1つ目と2つ目をきちんとやっていれば、マクロなリサーチとしては合格なのですが、
できるならこれもやった方がいいです。
(もちろん、「都合良くそういう人が周りにいれば」という話になりますが…)
例えば、脱毛のサイトを作りたいけど、知り合いに脱毛サロンの店長がいるとかの場合ですね。
「その道の人のリアルな声」は、あなたの記事に確実に深みを与えてくれます。
ミクロなリサーチの方法
ここからは、ミクロなリサーチの詳細な方法です。
マクロなリサーチが、「書く記事のジャンルの知識を身につけて、全体的な土台を作る」ことなのに対し、
ミクロなリサーチは、「実際に記事を書く前に、その1記事のためにするリサーチ」です。
一般的に「記事を書くためのリサーチ」と言うと、こっちを意味することが多いので、
ここまでの前振りが長くてじれったかったかもしれませんね。ごめんなさい。
ここから、いよいよ本番(?)です!
記事の役目は、「検索意図」に答えること
まず、あなたは「検索意図」という概念を知っていますか?
これを知らなければ、「いい記事を書く」なんて不可能!といっていいほど、超超超超重要概念です。絶対にここで覚えちゃって下さいね。
検索意図とは、要するに
「読者は、何を求めて記事に来ているのか?」ということ。
例えば、あなたが「英語学習 海外ドラマ」って調べるとします。
このときあなたには、何か「欲しい情報」があって検索をしているはず。
例えば、以下のようなものです。
- 海外ドラマで英語の勉強したら、効果あるのかな?
- もし効果あるなら、どんなドラマがオススメなんだろう?
- 海外ドラマで勉強するときのコツは何だろう?
このような、「読者が知りたい情報」。これこそが、「検索意図」です。
なぜ検索意図がそんなにも大事かというと、
「記事の役目とは、検索意図に答えること」だからです。
その答えが全然書いてない記事なんて、「そんなこと聞いてねーよ!なんだよこの記事!」って思っちゃいますよね。
言い換えると、読者は自分の「質問」を、検索キーワードに託しています。この「質問」が、検索意図。
そして、その質問の「答え」を、あなたの記事に求めています。
よって、記事を書くためのミクロなリサーチは、
「検索意図は何か?を把握するためにある」といっても過言ではありません。
ということでここからは、検索意図を把握するための具体的な手順を説明します。
検索意図の調べ方①:ペルソナを作る
まずは、ペルソナを作ります。
ペルソナとは、要するに「たったひとりの架空の読者」のこと。
何のためにペルソナを作るかというと、
自分中心視点を遠ざけて、読者の視点に近づくためです。
検索意図を把握するには、当然ながら読者の視点に立つ必要があります。
しかし、ぼくたちは人間である以上、どうしても自分視点で考えてしまいがち。
そこで、細かい人物像=ペルソナをひとり想定しておいて、
このたったひとりに届ける記事を書くつもりでリサーチをして、記事を書きます。
すると、
「この人だったらどんな情報が欲しいだろう?」
「この人だったらどんなことを疑問に思うだろう?」
と考える材料になって、読者視点に近づきやすくなります。
「たったひとりに届けるつもりで記事を書く」は、大切なライティングテクニックのひとつでもあります。
結婚式のお父さんへの手紙に、第三者でもやたらと感動するのは、それがたったひとりに向けられたメッセージだから。
たったひとりに刺さるメッセージは、その周りの人も巻き込みます。
じゃあ、ペルソナって具体的にどうやって作るの?という話ですが……
かなりの上級者でもない限り、「自分の家族・知り合い」から、1人を想像しておけばOKです。
が、検索意図を決めるためのペルソナは、要するに「読者の目線になって読者の気持ちに近づく」ためのツールなので、
それだったら、自分の身近な人でも十分なことがほとんど。
逆にいうと、 「ペルソナなんかなくても、読者の気持ちはわかる!」という場合は、ペルソナを作る必要はありません。
ただし、そんなことができる人は天才か超上級者に限られます。
ここめんどくさがって読者視点に立てなかったら、「うわ、なんだこの欲しくもない情報が書いてある記事は」となりかねないので、
よっぽど自信がない限りは、ちゃんとペルソナを作りましょう。
ということで、このあとのステップは、
「自分の家族(友達)の○○に伝えるために書くんだ!」というスタンスでリサーチをすると、
読者に刺さりやすいメッセージになります。
検索意図の調べ方②:実際に調査する
次は、いよいよ実際に検索意図を調べる段階に入ります。
調べ方は、大きく3つあります。
- Google検索の上位10記事(メイン)
- Yahoo!知恵袋など質問サイト(サブ)
- 関連キーワード(サブ)
Google検索の上位10記事
まずは、Google検索の上位10記事(1ページ目に表示されてるもの)。
これは鉄板中の鉄板で、最もメインの調査となります。
これをしないのは、残念ながら論外です。
なぜ上位10記事を見る必要があるかというと、
上位10記事は、「Googleが『この記事は検索意図を満たしてるよ』ってお墨付きを出した記事たち」だからです。
Googleは、自分の検索エンジンを使ってほしいと思っています。
- 人にたくさん使われる検索エンジンを作りたい。
- たくさん使われる検索エンジンとは?→検索したら知りたいことがすぐ出てくるもの
- ということは、検索意図を満たした記事を上位表示すればいい
という理屈です。
なので、上位10記事の内容を分析すれば、検索意図のほとんどはカバーできます。
研究しない手はないです。
- 楽天・Amazonなど、ライティング関係ないもの
- あからさまに検索意図と合わないもの
- ほかの記事より極端に内容が薄いもの
こういうものは、記事の中身の良し悪しじゃなく、
サイトそのものの強さ(ドメインパワーなど)で評価されてる可能性大なので、参考になりません。無視しちゃってOKです。
では具体的に、上位10記事を見てどうすればいいでしょう?
王道は、「それぞれの記事の内容を、箇条書きにしてまとめる」こと。
……が、ド頭からバカ正直にまとめていると、けっこう時間がかかりますし、
なかなか頭に入ってこなかったりして、大変。
なので、ここで裏ワザです。
「見出しを抽出する」ワザを使いましょう。最強に手っ取り早くなります。
手順は以下の通り。
- 上位10記事の見出しを、ツールを使って抜き出し、まとめる
- 同じ事・似たことを言ってる内容はまとめる
- 上位10記事を読んで、大事だと思われる要素はメモしておく
まず、上位10記事の見出しを、ツールで抜き出します。
ラッコ見出し抽出というツールを使うと、上位10記事の見出しを自動で抽出してくれます(無料ツールなので、要ブックマークです!)。
見出しを見ると、大体何が書いてあるのか、要点くらいなら分かることが多いです。
下記の画像は、「英語学習 海外ドラマ」というキーワードでツールを使ってみた例です。
こんな感じで↓、上位10記事の見出しを簡単に抽出できます。
そうしたら、各記事の見出しをコピペして整理します。
ぼくは、マインドマップ(Xmind)を使います。
これだけでも、上位10記事がどんな内容なのか、かなりのところまで読み取れます。
次に、各記事で言っていることが同じ・似ている内容をまとめていきます。
1位記事も2位記事も、ド頭で「海外ドラマで英語を学ぶメリット」を語ってます。
そこで、1位記事をベースにこの部分をまとめると、
海外ドラマは英語の勉強におすすめな5つの理由
1.1 生の英語が身に付く(=2位記事「生きた英語が身に付く」と同じ)
1.2 スキマ時間にも英語の勉強ができる(=2位記事「日々の日常生活に取り入れやすい」と類似)
1.3 コストがかからない(=2位記事「コストパフォーマンスがいい」と同じ)
1.4 繰り返し学習に向いている
1.5 口の動きが見えるので発音練習に役立つ
というように、かんたんにまとめられます。
こんな感じで、同じ内容・似た内容を、10記事分どんどんまとめていきましょう。
そのうえで、改めて上位10記事をきちんと読んでいきます。
すると、ビックリするくらいの速度で内容が頭に入ってきます。
このとき、「あ、これは大事だな」とか、重要そうなポイントがあったら、
さっきまとめた見出しの横にコピペでメモしておきましょう。
(記事に書くときはもちろんコピペNGですが、リサーチはコピペで情報まとめた方が早いです。)
ここまでの工程で、上位10記事の内容を基に、読者の検索意図は大体見えているはずです。
今回の例で言うと、
- 海外ドラマって英語学習にオススメできるの?
- 英語学習するのにオススメの海外ドラマはどれ?(レベル別だと最高)
- 実際に見るときのコツは何かある?
などですね。
やればわかると思いますが、ここまでやると、検索意図はかなりあっさり言語化できます。
- 上位10記事の見出しを、脳が停止状態でただコピペ作業をしただけだった
- 上位10記事の中身を流し読みしているだけ
- そもそも、上位10記事の内容自体がイマイチだった
3つ目の場合は、このあとの「知恵袋リサーチ」や「関連キーワードリサーチ」などをメインに行っていきます。
同時に、上位10記事の内容をきちんと整理した結果、
「その検索意図に対する答え」も用意できている状態になっています。
そして、
上位10記事からかき集めて整理した情報を、すべて自分の記事に入れてしまえば、情報の質や量であなたの記事が負ける余地はなくなります。
情報を整理整頓して、わかりやすくオリジナルコンテンツ化する必要性はあります。
ここはリサーチでなくライティングの話になってくるので、詳細は割愛しますが、
リサーチの段階では「上位10記事の情報全部拾えば、情報の量と質で負けることはない!」とだけ覚えておけばいいでしょう。
この上位10記事リサーチは、記事の内容によりますが、慣れれば30分くらいで終わります。
ここまでで、メインのリサーチは終わりですが、
必要に応じて、次の2つのサブリサーチも使います。
Yahoo!知恵袋など質問サイト
次に、Yahoo!知恵袋や、教えて!gooなどの質問サイトで、キーワードを検索します。
これらの質問サイトは、飾らないリアルな悩みや疑問の集会所。
なので、「キーワードを通した読者の質問に答える」という目的のために、使わない手はありません。
ライバル記事との差別化に繋がったりします。
具体的には、狙ったキーワードで検索して、
上位10トピック、できれば30~50トピックくらい見ておきたいところです。
ただし、異常に低レベルな質問や、全然関係ないような質問も紛れてますので、そういうのは外します。
関連キーワード
最後に、関連キーワードをチェックする方法です。
狙っているキーワードに関連した需要が、これで見えることがあります。
関連キーワードのチェックには、ラッコキーワードを使うのが1番手っ取り早いです。
(ラッコキーワードを使うときは、まずは「サジェストとそのサジェスト」の欄(赤く囲ったところ)を見ておきましょう。)
今回の場合だと、例えば
「英語学習 海外ドラマ amazonプライム」という関連キーワードが出てきています。
これは、「amazonプライムで見られる、英語学習に向いてる海外ドラマはないか」という需要の現れの可能性がありますね。
しかも、さっきリサーチした上位10記事にはなかった情報です。
ただ、ここに出てくる関連キーワードは、検索の需要があるなしに関係なく抽出されてしまいます。
そこで、実際に需要があるかないか、キーワードボリュームを調べます。
キーワードボリュームが「0」だったら、まるで需要がないキーワードということですし、
キーワードボリュームが何万とあるなら、月に何万回も検索されてるビッグキーワードということです。
キーワードボリュームを調べるツールはいくつもありあすが、
ここではUbersuggestというツールを使って調べることにします。
(Ubersuggestは回数制限がありますが、無料でかなり正確な数字を出してくれるツールです。有料版にすると回数制限はなくなりますが、そこまでする必要はないかと)。
「英語学習 海外ドラマ amazonプライム」のキーワードボリュームは、「10」。
10しかないなら、わざわざ拾わなくてもいいかな……という感じですね。
ブログの規模や記事の内容などによって、全く違ってくるからです。
ちなみに、ぼく個人の場合は、ボリューム20~30程度のキーワードでも、拾うことはかなり多いです。
なぜなら、ぼくは「少ないPV数を収益に結び付ける」という、効率性重視のスタンスだからです。
その方法はリサーチの話から飛ぶので割愛しますが、PV数が少なくてもいい以上、ボリュームが小さいところでも積極的に狙っていくということです。
ここまでの手段を駆使すれば、
読者の検索意図は詳細に拾えているはずです。
あとは、これを実際に記事に落とすだけ。
読者の検索意図に答えてあげられるような記事を作ってあげましょう。
ライバルと差をつける!リサーチ差別化ポイント
最後に、ライバルと差をつけるためのリサーチ方法をお伝えします。
いわば、応用編です。
ただし、応用編といっても、なるべく早い段階で実践するようにすべきです。
というのは、サイトの記事の評価は、結局のところライバルとの相対評価だからです。
いつまでもライバルと差をつけられなかったら、結局あなたの記事の評価は「別の記事の方が役に立ったなぁ」となってしまいます。
ですので、ちょっとでもリサーチに慣れた時点で、
すぐにこの「差別化方法」は実践するようにしましょう。
今回紹介するのは、以下の3つです。
- ベネフィットに置き換えられないか?
- +感情的価値を加えられないか?
- 不親切ポイント・読んで解決しなかった疑問メモ
ベネフィットに置き換えられないか?
1つ目に、リサーチした記事の内容を「ベネフィットに置き換えられないか?」ということです。
ベネフィットとは、要するに読者の「利益」のこと。
つまりは、「それによって、『読者は』どうなれるのか?」ということです。
なぜベネフィットへの置き換えが重要かというと、
「読者が自分ごとに感じて、記事を読む・行動してくれる可能性が大幅に上がるから」です。
例を2つ出します。
- 「たった1kgしかないパソコン」をベネフィットに置き換えると、
例えば「毎日の通勤でひどくなる一方の肩こりが、大幅に解消できます」などですね。 - また、「朝夜こんにゃくを食べるだけの、カンタンこんにゃくダイエット」をベネフィットに置き換えると、
「難しい栄養管理なんかしないで、気付いたときには道行く人が思わず振り返る『くびれ女子』になれる」とかが考えられます。
このとき重要なのが、「主語が『あなた』に変換されてる」ということです。
「たった1kgしかないパソコン」の主語は、当然パソコン。
ところが、「毎日の通勤の肩こりを解消できる」のは、『あなた』です。
読者にとっては、パソコンが1kgだろうが500gだろうが、正直どうでもいいことです。
それより、「自分がどうなれるか?」の方が300倍大事。
だから、主語を「あなた」に置き換えて「あなたがどうなれるか?」とベネフィットの説明をすると、読者に刺さる記事を生む差別化になるんです。
で、どうやったらこの「ベネフィットの変換」ができるかというと、
「つまり?」で自問自答するのがシンプルな方法です。
(つまり?)→「軽くてラクチン」
(つまり?)→「持ち運ぶのがラク」
(つまり?)→「毎日の負担大幅軽減」
リサーチの時点、例えばライバル記事をチェックしてるとき、
「ベネフィットに変換できるポイントはないかな?」という視点でリサーチするだけで、
記事の中身・クオリティは全く違ってきます。
感情的価値を加えられないか?
2つ目に、「感情的価値を加えられないか?」ということです。
- 機能的価値:そのものの「機能」を表す特徴、それによる価値のこと。
例えば、ダイエットサプリの機能的価値は、有効成分・内容量・値段など……。要するに、客観的な事実です。 - 感情的価値:たとえば自分の感想や、成功・失敗の体験談など。
ダイエットサプリの感情的価値は、飲むのを続けやすかった、味はどうだった、実際に痩せられたか、どんな体の変化があったか……などです。
なぜ感情的価値を加えるのが重要かというと、
感情的価値は読者からの共感を生み、またオリジナリティになるからです。
例えば、上記のダイエットサプリの例。
飲むのを続けやすかった、味はどうだった、実際に痩せられたか、どんな体の変化があったか……そのダイエットサプリに興味がある人は、絶対気になりますよね。
これは、あなたの感情・体験談に、自分を重ねて考えるからです。
思わず読んでしまう記事になってるということです。
しかも、感情的価値は、あなたにしか書けません。
同じダイエットサプリを飲んでも、ぼくとあなたで、語るべき体験談は全く違ってくるはずです。
ここが、ライバルにはマネできない、オリジナリティになります。
ただし、かなり辞書的で、読んでも味気ない記事になってしまいます…
「機能的価値ばかり」の代表例は、wikipedia。読んでて、面白くはないですよね。
ということで、リサーチをしているとき、
「自分の体験・感想を入れられる余地はないか」常にチェックしておきましょう。
ライバル記事にある機能的価値はすべて網羅し、ライバルに並ぶ。
そして、自分だけの感情的価値を入れれば、差別化になって勝てる、ということです。
例えば、
- 洗濯の時短テクを書く記事なら、その洗濯方法を実際に自分でやってみる。
- おすすめのストレッチの方法を書くなら、実際に自分でやってみる。
- 記事内でオススメしたい商品があるなら、自分で買って実際に使ってみる。
こういうひと手間が、あなたの記事の価値を大幅に上げます。
あなたは、何か記事を読んでて「なんか薄っぺらいなぁ」とか「リアリティを感じないなぁ」とか、思ったことはないですか?
それは多くの場合、「情報を上手に寄せ集めた”だけ”」の記事です。
もちろん、情報を上手に集めて加工することは猛烈に大事なのですが、それだけでは人の心を動かすような、記事にするには足りなくなりがちということです。
転がっている情報をいくら上手に寄せ集めても、実際に体験した人が語る言葉の「重み」には敵わないもの。
めんどくさく感じるかもですが、やる人はやります。
やる人がいるということは、やらなかったらその人に負けるということです。
パソコンの前以外にも、リサーチでやれることはたくさんあります。
自分でできることは、ガンガンやってみるようにしましょう。
不親切ポイント・読んで解決しなかった疑問をメモしておく
3つ目に、不親切なポイント・読んで解決しなかった疑問をメモしておくことです。
それらのポイントは、「ライバルの弱点」です。
それをあなたの記事で補ってやれば、当然のごとく勝てます。
- 「なんかわかりにくいなぁ」
- 「結局自分はどうしたらいいんだ?」
- 「読んでたら新しくこんなことが気になってきた」
こういうポイント・疑問を、きちんと書き残しておく。
このとき忘れてはいけないのは、「ペルソナの視点で」考えること。
ふと気づくと「自分視点」で考えてしまうものなので、徹頭徹尾「ペルソナ視点」を忘れないようにしましょう。
そして、出そろったこれらのポイントを、自分の記事できちんと解決してあげるようにすれば、
あなたの記事は盤石なものとなっていきます。
なぜなら、リサーチのときは、色んな情報がどんどん脳内に入ってくるので、頭で考えただけだと99%忘れるからです。
感じたことは、その場でメモ。この癖をつけておきましょう。
まとめ
最後に、本コンテンツの内容を振り返って終わります。
まず、リサーチをなぜしなければならないか、
「リサーチをサボった場合どうなってしまうか」という視点から、お話しました。
- 抽象度の高い、無難な言葉しか出てこない
- そもそも読者の知りたいことからズレる
続いて、リサーチの3つの目的についてお話しました。
これはマーケティングの「3C」と共通していて、「自分」以外に「競合」「顧客(読者)」側の視点を持つことが重要だとお伝えしました。
- 単純な情報収集のため
- ライバルより優れた記事を書くため
- 読者が知りたいことは何かを知るため
これを踏まえて、リサーチを「マクロ」と「ミクロ」の2つに分類しました。
まず、マクロなリサーチは、「そのジャンルの全体的な基礎知識をつける」という位置づけでした。
手段は、主に以下の3つ。
- そのジャンルの本を読む
- ネットで調べまくる
- 周りの詳しい人に聞く
続いて、ミクロなリサーチ。
これは、「実際に記事を書く前に、その1記事のためにするリサーチ」です。
もう少し具体的にいうと、
「検索意図は何か?」を徹底的に調べることが最重要ポイントでした。
そのための手段は、以下のとおりでした。
- まず、ペルソナを想定して、読者目線に立つ準備。
そのうえで、実際に調査。手段は、主に以下3つによる。
- Google検索の上位10記事(メイン)←見出しをまとめると早い
- Yahoo!知恵袋など質問サイト(サブ)
- 関連キーワード(サブ)
最後に、ライバルと差をつけるためのリサーチのポイントを紹介しました。
- ベネフィットに置き換えられないか?
- +感情的価値を加えられないか?
- 不親切ポイント・読んで解決しなかった疑問メモ
本コンテンツの内容は、以上です。
って思いませんでしたか?
そう、リサーチは地味でめんどくさいんです。
本コンテンツ内で、テクニック的なものはいろいろ紹介しましたが、
リサーチの手間を大幅に縮小する、革命的な裏ワザのようなものは、存在しません。
だから、みんなサボります。
皆がサボるところに、価値は生まれます。
何より、一度このリサーチをすべてやったうえで記事を書くと、
特段テクニックを駆使しなくても、記事のクオリティがいきなり爆上がりすることに驚くはずです。
こうして、成果があからさまに見えはじめると、めんどくさかったはずの作業は、面白くなります。
走ったら走った分だけ、みるみるマッチョになったり痩せたりしたら、走るのが面白くなってきますよね。
今回紹介したリサーチ法を駆使して、成果を出しまくってください。
ノースキル公務員がゼロから月30万円超の不労所得を構築した方法を暴露しています。 ぼくは、社畜生活と同時並行で、月10分くらいで毎月30万円以上が勝手に口座に振り込まれ、生活費にお釣りが来る状態を構築し、公務員をリタイアしました。 現在、法人2社代表。年商は3000万ほど。 大企業経営者のように稼ぎまくっているわけではないですが、その代わり意味不明の仕事も残業も、クレーマーもパワハラ上司も満員電車もなく、ノンストレス生活を送ってます。 …などというと、「怪しすぎ」「自分には関係ないね」と思われるかもしれませんね。 正直、ぼくもかつては全く同じことを思っていました。 事実、ぼくもほんの少し前までは、 公務員の身分にすがりつかないと生きていけない人間でしたし、 カッコイイ経歴も資格もスキルも完全なゼロ、職場ではいつも仕事と謝罪がセットになってるお荷物職員でした。 あげく、転職に挑んで大企業からベンチャーまであらゆる企業に軒並み全落ちした、偽りようのない「ポンコツ」「無能」でした。 そんなヤツでも、今はエリート同期や上司よりも稼いでいる状態(しかも労働時間は月10分)に激変してしまいました。 イメージしてみてください。 朝起きてスマホを見ると、「報酬発生:22,160円」の通知。あなたはベッドで寝てただけ。 それを見て「まあまあだな」と呟き、二度寝に入る。 それを実現できるようにするのが、下記の"マスタープラン"です。 >>ゼロから始める"ほったらかし化"マスタープランをチェックしてみるコメントを残す