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コラム:煮干しが嫌いな方ご遠慮ください。【抽象⇔具体の言語化とは?】

けみじゃ
転職全落ちを経験した後、公務員在職中に月30~40万の不労収入を構築。
脱・公務員を達成後、現在の年商は3000万ほど、法人2社代表。
公僕生活から自由を取り戻したけみじゃと申します!
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こないだちょっと用事があって横浜に行くことがありまして。

そんで歩いてたら、
駅のすぐそばに、こんなことをデカデカと掲げている看板を発見しました。

 

近づいてよく見たら、ラーメン屋でした。

 

  • 店先の看板に「煮干しが嫌いな方ご遠慮ください」
  • 提灯には「すごい煮干しラーメン」
  • そして店名のところには、なぜか「鮨らーめん」

 

いや、めちゃくちゃ食いてぇ。

 

よりにもよって別のラーメンの帰り道だったんで、さすがに入りませんでしたがw

でも、次回絶対行こうって思いました。

 

だって、絶対うまいじゃん。

 

で、まぁビジネス関係のコラムなので、

お察しのとおりビジネス的な学びに繋げるんですけどw

 

ここでの学びとして、

 

  • 「煮干しが嫌いな方ご遠慮ください」ってのは、”カリギュラ効果”ってやつです。
  • カリギュラ効果ってのは、「禁止されるとやりたくなる」って心理効果です。

(ググれば出てきます)

  • これを転用し、禁止を混ぜ込んで読者の興味を惹いていこう!

 

…この解像度だと、全っ然意味ないので気を付けてくださいw

 

なんでかというと、この程度の解像度で転用すると、

中身が非常~~にペラッペラになっちゃうから。

 

例えば、

 

「煮干しが嫌いな方ご遠慮ください」を転用

「収益化したくない方は見ないでください」

 

これで煮干しラーメンみたいに見込み客の心が動いて、
自分のコンテンツを見てくれるはず!

 

みたいな。

 

あなたがSNSかなんか見てて、

名もなきモブが「収益化したくない方は見ないでください」ってプレゼント企画してたら、

「うわぁぁ見たい!」って思いますか?

 

思わないなら、この転用じゃ低レベルってことですよね。

 

じゃあ、”意味ある転用”をするためにはどうすればいいか?

 

結論、「”抽象⇔具体の往復”を、明確に言語化すること」です。

 

例えばですけど、さっき”カリギュラ効果”ってのが出ましたね。

 

このカリギュラ効果って、「なんか禁止すればOK!」って話じゃなくて、

 

”損失を提示”し、そのデメリットを超えてでも『やりたい』って思わせること」

に意味があると思うんですよ。

 

具体的には、「収益化したくない」は現実的な損失じゃないですよね。

だって、ビジネスやろうとしてて収益化したくない人なんて、いるわけないし。

 

だから「収益化したくない方は見ないでください」は底が浅く見える。

 

じゃあ、これを”損失”に変換すると?

 

例えば、「税務署に目を付けられてしまうので、やりすぎ厳禁です」とかですかね。

 

(実際にはこの手の表現も手垢ついてきてる気はするので、

もっと既視感ない表現に変えた方がいいと思いますが)

 

で、上記がまさに抽象⇔具体の言語化。

もう少し思考プロセスを整理すると、

 

==========

  • 抽象概念における”原則”を導出
    (カリギュラ効果では”損失の提示”が重要だ)
  • 個別事例への転用を考える
    (「収益化したくない」は損失じゃない⇒「税務署に目を付けられる」なら損失になる)

==========

 

もちろん、上記の思考ルートはあくまで一例。

 

例えばぼくなんかは、「具体から考える」思考のクセがけっこう強いので、

 

==========

  • 「収益化したくない人は~」ってすげぇショボくね?
    (具体事例から思考スタート)
  • でも、「税務署に目を付けられたくない人は~」はアリな気がする。何が違うんだ?
    (別の事例を捜索し、差異を検証)
  • あ、”損失の提示”になってるかどうかだ!
    (抽象概念の導き)

==========

 

みたいになることが多いです。

 

思考プロセスは例なので、参考にしてもらえばいいんですけど、

重要なのは、「自分でこのプロセスを言語化できる状態になってるか?」ということ。

 

この言語化がないと、うわべだけ修正して、

「『収益化したくない方は~』はダメらしい」

「じゃあ『月5万円以上稼ぎたくない方は~』ならOKかな?」

とかやっちゃうわけです。

 

でも今の僕たちは、

「いや、5万円以上稼ぎたくないヤツおらんな、これは”損失の提示”じゃないな」

みたいな感じで、根拠を持って軌道修正できます。

 

これは、抽象⇔具体の言語化があるから。

 

んでさらに、今回の話の発端になった。

「煮干しが嫌いな方ご遠慮ください」は、

実はカリギュラ効果だけの訴求ではないはず。

 

もうひとつ、「ターゲットの分離」があって、店の狙いとしては実はこっちがメインかと。

 

「煮干しが嫌い」な人を弾き出すことで、

間接的に煮干し好きな人=ターゲットのみを惹きつけるってことです。

 

でも、例えばそれ転用しようとして、

「キャベツ嫌いな方はご遠慮ください」とかだと、なんか微妙な気がするけど、

これはなんでなんだろう。

 

  • 「魚が嫌いな方ご遠慮ください」はダメなのか?
  • 「イワシが嫌いな方ご遠慮ください」はどんな印象?
  • 「豚骨が嫌いな方ご遠慮ください」は?
  • そういえば「鮨ラーメン」とか書いてあったけど、あれは一体何を狙ったんだ?

 

…みたいに、ひとつの事象から深掘りできることなんて腐るほどあります。

 

これを日常から意識的にやってみないと、

この抽象⇔具体、そしてその言語化は絶対に磨かれないし、

 

でも磨かないとブログも記事も超滑るみたいになるんで、

日常から意識的に磨くようにしましょう。

 


ノースキル公務員がゼロから月30万円超の不労所得を構築した方法を暴露しています。

ぼくは、社畜生活と同時並行で、月10分くらいで毎月30万円以上が勝手に口座に振り込まれ、生活費にお釣りが来る状態を構築し、公務員をリタイアしました。
現在、法人2社代表。年商は3000万ほど

大企業経営者のように稼ぎまくっているわけではないですが、その代わり意味不明の仕事も残業も、クレーマーもパワハラ上司も満員電車もなくノンストレス生活を送ってます。

…などというと、「怪しすぎ」「自分には関係ないね」と思われるかもしれませんね。
正直、ぼくもかつては全く同じことを思っていました。

事実、ぼくもほんの少し前までは、
公務員の身分にすがりつかないと生きていけない人間でしたし、
カッコイイ経歴も資格もスキルも完全なゼロ、職場ではいつも仕事と謝罪がセットになってるお荷物職員でした。

あげく、転職に挑んで大企業からベンチャーまであらゆる企業に軒並み全落ちした、偽りようのない「ポンコツ」「無能」でした。

そんなヤツでも、今はエリート同期や上司よりも稼いでいる状態(しかも労働時間は月10分)に激変してしまいました。

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